悲しい出来事 6
先生によると、胎嚢が出てしまえば、山場は超えたから、
休んでいればいい。とのこと。
ほっと一安心。
でも、時間がたつにつれて、痛みも、大量出血もないことが逆に不安になってくる。
ネットに書かれている、あの、痛そうな、大変そうなことが自分には起こっていない。
つまり、出てきたものは胎嚢ではなかったのではないか?
通っていた産婦人科は水曜日が休診でした。
病院を出るときに、看護婦さんが
「もし、明日(休診日に)何か起こったら、救急車呼んでもいいのよ。」
と、言ったのを思い出しました。
救急車を呼ぶような、そんな大変なこと、自分には起こっていない。
もしかしたら、これから、そんなことが起こるのだろうか?
外はだんだん暗くなってきました。
それと同時に不安がどんどん広がって、また怖くて仕方なくなってしまいました。
先生にもう一度確認してみよう、と思い、再度、電話をしたのが18時。
不安なことを伝え、もう一度、出てきたものの説明。
「自分の想像では、丸い卵のようなものが出てくると思っていたのですが、
出てきたものは、破れた布のような、、、」と言うと、
「多分、破水しているから、破れて1枚だったり、2枚だったりすることもあるよ。
出てきたものが、血液のかたまりとは明らかに違うのであれば、胎嚢だと思う」との回答。
それでも、まだ、不安を訴えていたら、
「明日は休診だけど、診てあげよう。」と言って下さいました。
先生の言葉を信じつつ、でも、もし夜中に何か起こったらどうしよう。
と思いつつ、ベットに入りました。